macを研究に使う人のためのメモ。
====== macports ======
macのパッケージ管理システム。DebianとかubuntuでいうAPTみたいなもんです。
ただし、バイナリインストールではなく、自前でmakeするので、恐ろしく時間がかかります。
バイナリインストールのFinkとかEasyPackageとかいうのもあるようですが、macportsの方が主流の模様FIXME
===== インストール =====
http://www.macports.org/install.phpからdmgを取ってきましょう。http://lapangan.net/darwinports/index.php?TheMacPortsWiki%2FInstallingMacPortsやhttp://osx.miko.orgなどを参考に。
===== macportsインストールリスト =====
以下をinstall.shなどに保存して、実行してください。
学内からやる時はproxy経由じゃないと外に出れません。
下のスクリプトのportの部分を
env http_proxy=http://hogehoge:8080 port
に置き換えればよろしい。
最近はrsyncを使っているようです。なので、
端末で
export RSYNC_PROXY="proxy.hoge.net:8080"
をたたいて、
/etc/sudoersに
Defaults env_keep += "RSYNC_PROXY"
を追加。
octaveを入れると、g95とかgnuplotも入る模様。
これだけ一気にやると、丸一日くらいかかるので注意。
port -d install octave
port -d install nkf
port -d install a2ps-j
port -d install lv
port -d install pTeX +utf8 +motif
port -d install ghostscript-fonts-hiragino
port -d install maxima
port -d install geomview
port -d install gv
port -d install lha
port -d install unrar
port -d install pstoedit
port -d install gtk2 +x11
port -d install gimp2
port -d install gimp-app
port -d install gimp
port -d install Imagemagick +lcms +jpeg2
port -d install wget
port -d install rxvt-unicode
port -d install plplot
port -d install ncftp
port -d install gftp
port -d install octave-msh
↑をmacports.shに保存して、
chmod +x macports.sh
sudo sh macports.sh
でおk。
===== パスの指定 =====
MacPortsは、MacPorts自身を含めたファイルをすべて/opt/local以下にインストールする。ので、各種パスを/opt/localに通しておく必要がある。zshなら、.zshrcに
export PATH=$PATH:/opt/local/bin
export PATH=$PATH:/opt/local/sbin
export MANPATH=$MANPATH/opt/local/man
でおk
====== carbon emacs ======
Emacs22をMacOSX用に移植したもの。Emacs23ではcocoa emacsとなるらしい。現時点(2009/8/28)では、自分でmakeしなければならないようなので、しばらくはcarbonを使ってもよいでしょう。
===== インストール =====
http://homepage.mac.com/zenitani/emacs-j.html
から、バイナリを取ってきて、マウントして、出てきたものを/Applicationsに放り込むだけ。
.zshrcに
alias emacs='/Applications/Emacs.app/Contents/MacOS/Emacs'
とでも書けば、terminalから起動できるようになる。ほかにも、
alias emacs='open -a Emacs.app'
などでもよいです。openは、mac独自のコマンド。
===== carbon emacs に野鳥をインストール =====
メニューの「Help > Carbon Emacs Package > Net-install > YaTeX」を選ぶ。 変なところにEmacs.appを置いているとうまく行かないことがあるようですので、Applicationの下にインストールしましょう。
===== carbon emacs の日本語のフォントをヒラギノ丸ゴに =====
.emacsに以下を記入
(set-fontset-font "fontset-default"
'japanese-jisx0208
'("ヒラギノ丸ゴ pro w4*" . "jisx0208.*"))
(set-fontset-font "fontset-default"
'katakana-jisx0201
'("ヒラギノ丸ゴ pro w4*" . "jisx0201.*"))
====== gfortran ======
gfortran はmacportsの中には見当たらない。が、インストーラが存在する。
http://gcc.gnu.org/wiki/GFortranBinaries#MacOSから取ってきて、ダブルクリックすればよろしい。
====== say ======
ユニバーサルアクセスの一環として、英語を喋ってくれる。mac独自のコマンド(MacOS 10.5(Leopard)以降のOSに実装されている)。
say hello
とやると、macの中の人が'hello!'と話しかけてくれる。
say -o talk.aiff -f script.txt
などとやると、script.txtに書いた英語が、talk.aiffなる音声ファイルに吐き出されて、iTune/iPodで聞けるようになる。